歴史を偲び、大自然を楽しむゴルディ川へのトレッキング

パプアニューギニアでのおススメトレッキングコース①

パプアニューギニアは、4000メートルを超える高峰が聳え、ジャングルは奥深く、深い河が走り、道路は整備されていません。

独立から50周年を迎えようとする21世紀になっても、小学校に通うのに片道3時間歩く、という村が多く存在します。

逆に言えば、トレッキング好きの貴方にとっては踏破する峰が幾らでもある、ということでもあります。

ただし、治安の問題もありますし、どこでも歩けばいいというものでもありません。この記事では、そんなあなたのために、パプアニューギニアでお勧めのトレッキングコースをいくつかご紹介いたします。

ゴルディー川への日帰りトレッキング(ポートモレスビー)

ゴルディ川、あまり知られていない川ですが、これは、第二次世界大戦中、太平洋側から険しい山越えでポートモレスビーを攻略しようとした日本軍が目指した、最終目的地に近い川の名前です。

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陸軍大本営参謀の辻正信は、ポートモレスビー攻略を急ぐばかりに、

として、地図も斥候情報ない険しい山越えの攻撃を、2週間分の食料だけを持たせて強行しました。

南海支隊による行軍は3か月を超え、飢餓やマラリアで、戦わずせずして多くの将兵が命を落としました。

ここで生き残った西村幸吉さんは、病院に収容されたときには70キロあった体重が28キロにまで落ちていたそうです。

いかに凄まじかったが偲ばれます。

ゴルディ川からは、日本軍が最終到達したと言われるイオリワイバがある、イミタ・リッジを望むことができます。

写真:イミタ・リッジを対岸から見た

果たして、ここから「ポートモレスビーの灯りが見えた」(朝日新聞の従軍記者談)、かどうかは定かではありませんが、長く、苦しい山道を歩いてきた兵隊たちの気持ちは、最後の気力を振り絞った「総攻撃あるのみ」だったでしょう。ゴルディ川まで下り、最後の丘を上がれば、オーワーズコーナー、もうそこはポートモレスビーの郊外の村、ソゲリだったのですから。

しかし、ここで無念の撤退命令を受け、背走した将兵たちは、追いかけてきた豪州軍に攻め込まれ、全滅に近い敗北を喫してしまうのです。

写真:浅瀬を歩く。石は滑りやすく、平坦な道でも転倒に注意

写真:ジャングルは深い

写真:激しい下りでは、必要に応じてスタッフがサポートします。

写真:途中で休憩。

写真:帰りの急な登りでは、膝がきしみます。

写真:オーワーズコーナーの記念ゲートが見えてきました。あと一息です💦

写真:トレッキングを終えてガイドたちと記念写真。汗をたっぷりかき、足腰はガクガク、泥まみれですが爽やかな気分になること請け合いです。

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