1.キンベ湾といえばInglis、イングリッシュショール!

キンベ湾のダイビングスポット10選

1.キンベ湾といえばInglis、イングリッシュショール!

(このブログは2025年4月に更新しました)

<キンベ湾のダイビングポイントのタイプ>

キンベ湾のダイビングは大きく分けてシーマウントタイプと、リーフのタイプがあります。

シーマウント、聞きなれない言葉ですが読んで字のごとし。ショールとかボミーとも呼ばれていますが、周り中が数百mの海の中に突き出た山のピークのような根。そのトップが10mくらいから25m。そして周り中ドロップオフ。<ダイナミック!なんでこんなところに>とか<回り中ドロップオフで壁、気持ちいい❣>と思います。

そしてこんなところだから大物もいます。というよりハゼ、スズメダイ、ウメイロの群れという小物、中物からサメ、ギンガメアジ、ロウニンアジ、マグロ、バラクーダーとそこだけで食物連鎖ができる、そこに居ついていれば困らない、という居つきの魚がたくさん住み着いてます。透明度も海の真ん中なので海況が良い時は50m❣抜けています。

もう一つのリーフタイプは、リゾートから30分くらいのところにいくつかあり隣のリーフと深い水面下で尾根が続いている感じです。リーフのトップは5m、浅いところは1mもないところもありますが、やはり周りは深くて、そこだけ水面まで隆起した感じ。逆に言うと荒れた時でもこのリーフエリアの内側は少し穏やか、でもここを出るとプロテクトするものがないので風の影響、波の影響をもろ受け別世界。トップが浅いのでサンゴが見事なところが多いです。日も差し込むのでキラキラした中にスズメダイ系が泳いでいて竜宮中にいるみたい。

イングリッシュショールの潜り方>

根の頭から水面下5mのところまでブイが出ていて、そこにボートを留めるのでドリフトではないです。周り中ドロップオフだけれど、1周しても20分くらいでカレントもそう強くないときが多いので、25mくらいまで潜って壁の周りを泳ぎながら大物探し。だんだん水深をあげて最後は13mくらいのリーフトップで遊ぶ、という感じですが、その13mのところでバラクーダーがサークルしてくれてるとか、サメが泳ぎ回ってるとか、深いから浅いから、とも言えないです。

潮が流れているときは潮が当たってるほうのへり(20m-25m)で壁の外を見てるだけで、サメ、マグロ、バラクーダーが泳ぎ回ってくれてまるで水族館の中のようならくちんダイビングもあります。

<深いのが心配>という方もいるかもしれないですが、ボートの前にはリーフの真ん中まで続いてる潜行ロープもあるし、15mくらいでも十分楽しいし、最後は安全停止もロープをつかんでできるので、初心者の方も大丈夫。

<何が見られるか>

魚の群れ

いつ行っても魚がたくさん。かたまりになってることもあるし、群れで泳いでいることもあるし、魚&サカナ&さかな🐟🐟🐟

サメ

メジロザメ、ホワイトチップが多いです。根つきなのでどこかで見れます。根の頭でも見られるし、壁の外にもいるし、頭の上5mくらいの浅いところを泳いでることもあります。

ハンマーヘッド

とくに水温が下がってくると(主に7月から9月くらい)ハンマーヘッドが見られることもあります。群れではないけれど、数匹単位で、でも結構近くで見られることもあるので迫力あり。

地元のガイドは、水を半分入れたボトルを両手でゴボゴボ音を出すと、ハンマーが来るといいます。水中でゴボゴボを聞いたときは注意してみてください

マグロの群れ

マグロも8月から10月くらいに水深30mくらいの壁の周りでハンティング。百匹以上の群れも見たことがあります。マグロリバーです。(同じシーマウントタイプのジョエルでもマグロリバーが見られることがあります)なんでかわからないですが、でも、ものすごいです

ツバメウオ

いつきのツバメウオがいるのでいつ行っても見られます。ちょっとした群れですが、中に1匹,2匹好奇心が強いのがいて、近くまで寄って来ることもあります。好物はバナナ🍌

バラクーダー

これも居つきの群れがいます。ぐるぐるサークルになってくれたり、群れで壁になってみたり。根の頭の15mくらいで見られることだってよくあります。

流れもなく、15mの根の頭で見られると、本当にそれだけでいい!という感じ

ピグミー

大物だけでなくてピグミーシ―ホースもみられることがあります。デニスのタイプですが、25mくらいから39mくらいで、ちょっと深いけれどガイドが教えてくれるので大丈夫

カニハゼ&ニチリンダテハゼ

これだけ大物がいて、ピグミーだカニハゼだって、レンズどっち持っていけばいいの、という感じですよね。ほかにニチリンダテハゼもたくさんいます。15-20m前後です。

アケボノハゼ

そしてアケボノハゼ❣なんと17mくらいにいます。目を疑いますよね。一度隠れてもしばらくすると出てくることもあるので17mならチャンス大きいです。

その他

固有種のチョウチョウウオがいたり、コブシメがいたり、カメがいたり、とにかく魚がいついているのでバラエティーに富んでます

”ポップコーン”

クマノミ。ワイドだけでなく、マクロも十分楽しめます!

<最高の体験>サメの群れ(私の体験)

当時のダイビングマネージャーのイギリス人女性とそのボーイフレンドと私の3人。ゲストがいないので勝手に潜っていました。なんか魚がいないなあ、サメもいないしと潜ってダイビングも後半。ちょっとむこうにメジロザメが一匹。まあいいか、と思い近寄っていきドロップオフの下のほうを見ると、何やら黒い影がグングン昇ってきます。その時使っていたダイビングボート<エマ>のように見えたけれど、そんなわけない…と思ってみていると、ドロップオフを上ってきました.それはメジロザメでした。ベイトフィッシュと呼んでいる小魚の群れ(餌)を追ってすごい勢いで登ってきて、パニックになっているその小魚は右往左往チリジリになってます。一瞬怖いような、もっと見たいような。でもすぐにどこかに消えていき、あっという間の出来事でした。ボーイフレンドの彼が近寄ってきて手のひらにある何かを見せてくれたのは、サメの歯。何かの拍子に抜けた歯を拾ったみたい。ラッキー。一瞬の予期せぬ出来事でした。

ジンベイザメ(ワリンディのオーナーのマックスの体験)

あるときダイビングのクルーがイングリッシュの水面近くでネットに絡まっているジンベイを発見。リゾートにいたマックスに無線で連絡してきました。ジンベイはあまりみられることはなく、そしてジンベイをレスキューするためにマックスもすぐにボートで出かけて行ったそうです。まだジンベイがネットに絡まりそこにいたので、ダイビングナイフで一つ一つ切っていき、全部撤去することに成功、したときにはthank youも言わずに泳ぎ去っていった!といつも話していました。でもそれだけジンベイの近くにいることができるなんて、うらやましい体験ですね。

★イングリッシュショールの情報★

リゾートからの距離 約45分

深さ 13mー30m(周りは数百メートルのドロップオフですが)

透明度 20-50m

必要な技術 初級~中級(上級者も楽しめます)

ワイド ★★★★★

マクロ ★★★

★イングリッシュショールを訪れるツアー★

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これから順次アップしていきますので、お楽しみに!!

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