7ヒクイドリー陸の王者・史上最強の鳥

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⑦陸の王者、史上最強の鳥、ヒクイドリ

(このブログは2025年11月に更新しました)

以前ご紹介しましたように、ウォーレス線の東側にあたるニューギニア島やオーストラリア大陸には猛獣が生息していません。

川や喫水域に行けばクロコダイルという獰猛な爬虫類がいるのですが、陸上には虎もライオンも、クマもオオカミもいません。

そこで陸の王者となっているのは(個人的見解が強く含まれていますので悪しからず)、現地名で「ムルック」、英語で「カソワリ」、と呼ばれる「ヒクイドリ」なのです。

この「ヒクイドリ」という名前、火を食べる鳥、という意味ですが、どうしてこう呼ばれるかご存じでしょうか?

明代の中国ではダチョウとの取り違えが生じていたようで、『本草綱目』の項目に『吾學編』(1567年)が紹介する

「インドネシアに住み、火炭を食べる、体が青くくちばしに赤い飾りを持つ火雞」を載せていました。

このように火を食べる、という迷信もあるようですが、実際には、喉元にぶら下がっている赤色の肉垂れから、あたかも火を食べているようだと想像されたのが正解のようです。確かに地面のえさを食べている時にはそう見えなくもないですね。。

このヒクイドリ、たまに人を殺すことで悪名高いです。ヒクイドリは決して肉食というわけではないのですが、捕まえに来た人間を脚で蹴り上げると、内臓破裂で死に至ることがあるのです。

見てください、この爪。まるで妖怪人間のようですね。いや、恐竜の子孫と言ったほうが分かり易いか?

オーストラリアではカソワリに注意、という標識がありますし、CNNでも「世界で最も危険な鳥」と紹介されています

https://www.cnn.co.jp/fringe/35177240.html

このヒクイドリ、時速50キロ以上で森を走り抜けるスピードを持ちますので、目をつけられたら最後、もう死んだふりをするしかありません(笑)

パプアニューギニアには3種類のヒクイドリが生息しています。

まずはNorthen Cassowary

その名の通り、北部ニューギニア島に生息するヒクイドリですが、派手な色使い、どうしてこんな色になるのでしょうか?

Southern Cassowary =ヒクイドリはオーストラリアの北部とニューギニア島に生息する、最も大きなヒクイドリ。

頭に骨質の茶褐色のトサカがあり、藪の中で行動する際にヘルメットの役割を果たすもの、また暑い熱帯雨林で体を冷やす役割があるといいますが、縄張り争いで戦う時の武器ともなっています。この固いトサカ同士をぶつけ合って戦うのです。怖いですね~~

精悍な顔つきが特徴的です。

Dwaf Cassowary =小ヒクイドリはパプアニューギニアの固有種。これがポートモレスビー近郊のバリラタ公園に生息しています。

名前の通り、Norther やSouthern Cassowaryよりも小ぶりですが、獰猛さではひけを取らないようです。

このカソワリの肉は現地人の間では重要なたんぱく源となっており、油がたっぷり乗った固い肉は美味しいそうです。

それで捕まえて食べようとして殺されるんですね。。。自業自得(笑)

バリラタ公園に生息している、とは言いましたが夜行性で恐怖心が強いのでなかなか観察することは困難な鳥です。

私も30年近い滞在のうちで、カソワリを野生で見たのは2回だけ。それでも大興奮でした。

早朝に草原を走ることがありますので、注意して目を凝らしていてください。

小ヒクイドリ

レア度 ★★★★★

観察確率 ★

興奮度 ★★★★★

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